海外投資家の日本不動産への投資について

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海外投資家の日本不動産への投資について

不動産に関する豆知識

海外投資家の日本不動産への投資について

海外投資家・日本不動産・投資・判断

最近、円安やコロナが収まりつつあることも要因の一つでしょうが、海外投資家からの問い合わせが増えてきています。香港(Hong Kong)、シンガポール(Singapore)、韓国(Korea)、台湾(Taiwan)、オーストラリア(Australia)を中心に、インドネシア(Indonesia)、タイ(Thailand)、マレーシア(Malaysia)、インド(India)からも、更に今後はヨーロッパ(Europe、England、Germany、Netherlandsなど)やアメリア、カナダからの需要を受けていきたいと考えています。

海外の投資家が日本の不動産に投資するメリットとしては、以下の事項が挙げられます。
1,カントリーリスクが低い・・・日本の不動産への投資は、比較的リスクの低い投資として海外投資家に歓迎されています。日本はすでに十分に発達した先進国であるため、急激な開発によって不動産価値が高騰する途上国のような価値の増加は見込めませんが、国際通貨における円の価値や認知度、観光大国として安定した旅行先となっていること、日本独自の文化や食が世界的に人気であることも相俟って、国としてのリスクは低いと言えます。
2,海外投資家が保有する参入が低い・・・国によっては外国人の不動産購入に規制を設けているところがあります。シンガポールでは、外国人による土地の購入や所有を原則禁止しています。オーストラリアでも、新築物件または土地のみ購入できると規定されています。現地法人と提携し、現地法人の株式割合を50%以上にして初めて購入できる国もあります。しかし、日本では、規制どころか外国人購入者への追加の課税さえ行われていません。日本人と外国人は同じ条件で不動産を購入することができます。必要な費用が日本人と変わらないため、外国人にとって非常に参入しやすい不動産投資市場といえます。
3,金額の割安感・・・アジアの先進国である香港や台湾では、平均的な投資利回りが1~3%といわれています。一方、日本においては、東京の銀座こそ利回りは3%以下も散見されますが、東京都内で概ね3.5~5.5%、大阪で3.8%~8%、分譲マンションの坪単価もようやくニューヨークやロンドン、香港に匹敵する物件がでてきています。更に、金融機関からの借り入れ金利についても、1~4%程度と諸外国の金利に比べて半分程度です。不動産の利回りと、金融機関からの借入金利との差、いわゆるイールドギャップが投資の旨味ですから、このギャップを確保できる日本不動産市場は、魅力的といえます。

しかし、残念なことに、私の所には、海外投資家が日本の不動産慣習を知らないことにつけこんだ、騙しや詐欺にちかい売りつけ、急に連絡が取れなくなるなどアフターフォローを行わない、日本語の契約書だけを締結して英語での説明を行わない、など日本人として恥ずるべき事象の相談が持ち込まれます。現在、これらのことでお困りの海外投資家の方、場合によっては膿をだすために一時的な損失が発生するかもしれませんが、必ずやお役立ちできることあると思います。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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