不動産鑑定士という資格について
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不動産に関する豆知識
不動産鑑定士という資格について
不動産鑑定士という資格について
不動産鑑定士をWikipediaで調べると、「不動産鑑定士(ふどうさんかんていし)は、不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格であり、不動産の経済価値に関する高度専門家である。
不動産の鑑定評価はもとより、それを基礎とし、土地の有効活用などのコンサルティング業務も行う。その試験形式等(二次試験の科目、民法・経済学・会計学・鑑定理論・演習の各科目の解答形式が、B4用紙2枚~10枚程度の論文式並びに合格後1年~2年の実務修習及び修了考査を経ることによって初めて登録が可能)から三大難関国家資格の一つとして数えられることもある。
不動産鑑定士の独占業務は不動産の鑑定評価であり、不動産鑑定士以外の者が不動産の鑑定評価を行えば、刑事罰の対象となる。」となっている。
2006年から受験資格が撤廃され、短答式試験及び論文式試験の2段階選抜が行われている。
短答式試験の試験科目は不動産に関する行政法規、不動産の鑑定評価に関する理論の2科目で、各々120分の試験時間に40問ずつとなっている。
論文式試験は、論文式試験は民法、会計学、経済学、不動産の鑑定評価に関する理論、不動産の鑑定評価に関する理論(演習科目)からの出題となり、3日に分けて合計12時間かけて行われる試験である。
試験の合格率は、新制度適用からおよそ10年の間に、受験者数は短答式試験では約7割減、論文式試験では約2割減となったが、2015年を底として微増に転じている。
なお、合格率は短答式試験では20%代前半から30%代前半に、論文式試験では10%程度から15%程度へと上昇している。
それぞれの合格率を乗じると、受験者のうち最終的に合格するのは、全体の約3%しかない難関資格である。
不動産鑑定士試験の勉強時間は、2,000~3,700時間が一つの目安であり、最短合格を狙う場合でも最低2,000時間の勉強時間が必要といわれている。
受験期間の設定は1年半~2年が一般的で、1年半の期間で考えても1日あたりの勉強時間は平均5時間前後となる。宅建士の試験合格には、200~300時間の勉強が必要だと言われていることから、概ねその10倍以上の勉強が必要である。
私が受験をした2001年の頃は現在と試験制度が異なっていたが、現在の論文式試験に相当する試験が実質的な試験であり、その合格率は10%。
大学卒業後に勤めていた会社を退職し、無職になって不退転の覚悟で専門学校に通って勉強をしました。
今考えると、26歳という若さがあったからこそ出来たことだなぁと思います。
その後、2年間の実務経験を積んで不動産鑑定士補となり、1年間の実務研修を経て3次試験(合格率30%)を合格して晴れて鑑定士となりました。
不動産鑑定士にしか体験できない仕事の面白さは確かにあります。
2つとして同じ物がない不動産を、1件1件、経済価値という尺度で熟考するという作業は楽しく、現在主流となっている収益不動産の評価よりも、特殊な不動産の評価の方が明らかに面白いです。
墓地跡地の評価、心理的瑕疵のある物件の評価、神社仏閣の評価、性風俗店の評価、競技場の評価。
ただ、お金儲けという観点でいうと、受験勉強に費やした莫大な時間とコストから考えると、残念ながら費用対効果に見合いません。
今では少しマシになってかもしれませんが、旧態依然とした徒弟制度もあり、不動産鑑定士になるまでは薄給であることが多いです。
1つ言えることは、現在の業務において、一般的な仲介会社では物件を紹介するだけですが、私は必ず収支計算をした上でお客様にご説明をさせてもらいます。
その考え方のベースにあるのは、鑑定士としての物事の捉え方です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
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