正直不動産

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不動産に関する豆知識

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『正直不動産』(しょうじきふどうさん)は、夏原武(原案)、水野光博(脚本)、大谷アキラ(作画)による日本の漫画で、『ビッグコミック』(小学館)にて2017年12号から連載されています。リアルタイムで世間をにぎわせた事件(地面師詐欺、サブリース問題など)をいち早くエピソードに盛り込むことも特徴です。
「千の言葉のうち真実は三つしかない」という意味で、千三つといわれる不動産業界。そんな業界に身を置く主人公:永瀬財地は、契約のためなら嘘をいとわずに営業成績をあげてきましたが、ある時、地鎮祭のときに祠を破壊してしまったことで、嘘がつけない体質になってしまいました。わがままな顧客の要望、一癖も二癖もある資産家大家たち、次々起こる不動産にまつわるトラブル、そしてライバル不動産会社としのぎを削る闘いに、嘘をつかない正直営業で立ち向かう永瀬の姿を描いた皮肉喜劇です。

マンガの目次が、以下のような不動産専門用語になっています。

建築条件付土地売買
瑕疵担保責任(今は契約不適合責任)
告知義務
借地権
融資特約

マンガを読む進めると、これらの見慣れない不動産用語の意味が、自然と理解できるようになります。基本的には、お客を騙して契約させようとするライバル営業マンや自社の他営業マンの所に嘘をつくことが出来ない永瀬が登場して、契約のデメリットをお客様に正直に話してしまうというような展開です。マンガには悪い不動産屋が次から次へと登場してきます。

読んでいて悲しくなってきますが、一方で、まだ4巻までしか読んでいませんが、その内容は全て実際に見聞きして、遠かれ近かれ経験してきたことばかりです。これらの法律的な知識や不動産業界の知識、専門用語、相場観を知っていたからこそ、私自身がクリアすることが出来た場面がたくさん思い出されます。AIによって取って代わる可能性の高い職種として、事務員(一般・医療・経理など)、受付係、機械工業、管理人(マンション・寮・駐車場)、金属加工業、建設作業員、自動車工(組立・塗装)、警備員、新聞配達員、測量士、タクシー運転手・電車運転士・路線バス運転者、配達員(宅配便・郵便・バイク便)、データ入力係、ホテル客室係、めっき職人、レジ係などが挙げられていますが、不動産仲介業、特に賃貸仲介に関してはその可能性が高いと言われています。一方、対「人」との交渉が絡む地上げ、融資条件を前提とした不動産投資(対金融機関との交渉、自己資金をどこまで投入することが許容できるか、物件購入後の投資採算性、出口戦略を考える必要があります)などは、人の感情も絡む交渉による影響が大きいですから、AIに取って代わられる可能性は低いと思われます。

弊社・当職は、勿論、取って代わられる可能性が低い業務エリアを日常的に行っていると自負しています。高度な交渉が絡む案件のご相談、お気軽にどうぞ!

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